ホタテのふるさと体験ツアー


当組合新発足30周年を記念して「ホタテのふるさと体験ツアー」を始めました。
このツアーは、県外の平内産活きホタテの宅配便の利用者を対象としたものです。希望者を募って「ホタテの日」を前後して催されます。
ところでこの「ホタテの日」ですが、青森県漁業協同組合連合会とむつ湾漁業振興会が相談、毎年6月18日がその日に当たります。むつ湾の六と、ホタテのホ(十八)の字を合わせてこの日が制定されました。
ツアーでは、大島パークに建立されたホタテの増養殖基礎をつくった山本護太郎博士と、養殖の父・豊島友太郎翁の顕彰碑のお参りに続いて実際のホタテ収穫作業などを体験し、ホタテとその漁民に理解を深めてもらうのが目的です。

第9回 ホタテのふるさと体験ツアー行程

6月15日(金) 羽田空港→青森空港→三内丸山遺跡→旅館 海扇閣(浅虫温泉)
6月16日(土) 海扇閣→ほたて広場→土屋漁港(ほたて養殖漁業体験)→
野外パーティ(昼食)→平内町東田沢にて植樹→旅館 海扇閣(浅虫温泉)
6月17日(日) 海扇閣→ほたて広場→青森県観光物産館アスパム→青森空港→羽田空港

体験ツアーの様子

青森空港到着後まず向ったのは、縄文時代の遺跡として貴重な三内丸山遺跡。

写真は、当時の建造物を再現してみたもの(直径1メートルの栗の木の柱跡が見つかり、それを元に想像して作ったものです)。

縄文時代のことなので、不明なことが多いが、いろいろな可能性を想像でき、楽しむことができます。

旅館へ入り、温泉のあとの夕食。ホタテのおいしい料理が並びます。

参加者へホタテ養殖に使用するカゴのミニチュアがプレゼントされました。

食事が進むと同時に会話も弾んできます。

ホタテの出荷の様子。ホタテは「もっこ」と呼ばれる網に入れられて出荷されます。

ほたて広場にて養殖の説明。養殖施設の模型などいろいろな資料が並んでいます。

土屋漁業研究会の協力を得て、耳吊(みみづり)という養殖方法を体験しました。

耳吊が完成すると、こうなります。

漁船の上で記念撮影

耳吊を養殖施設へつけているところ。養殖といっても、ホタテがロープと繋がっているだけで、自然と変わりません。

養殖しているホタテを揚げて、ホタテ養殖への理解を深めることができます。

ホタテの剥き方も覚えることができます。

中央に見えるのは、アブラメカゴと言われるもので、海底に沈めて魚を獲るカゴ。むつ湾はホタテで有名ですが、他にもさまざまなものが取れます。

アブラメカゴの中に入っていた魚。今回はアブラメ(アイナメ)がたくさん入りました。写真にはありませんが、違うカゴには40~50㎝ほどのヒラメが十数枚も入りました。昼食時には刺身になって出てきました。

工事中のホタテ大橋。今はすでに開通しており、橋の上からはすばらしい景色が望めます。

近くにあるカゴメ島。5~6月ごろ、カモメ、海鵜(うみう)のヒナが見られます。

昼食は、平内町漁協女性部の手作り料理。ホタテを知り尽くした漁師のお母さんたちが腕によりをかけて作ってくれました。

バイキング方式なので好きな料理を選ぶことができます。

お酒も出て、パーティのような昼食です。

昼食後は平内町を散策です。ここは資料博物館で、名誉町民である畑井博士の石碑が建っております。

夏泊ホタテラインにあるパーキング。眺めのよいところはここ以外にもたくさんあります。

ブナの植樹。山と海は関係ないように見えますが、山から流れる川の養分によって海は豊かになっていくのです。

単純作業ですが、実際にやってみると、とても気持ちよく充実した気持ちになれます。植えた木に自分の名前を記念に書く方もいました。

植樹後みんなで記念撮影。場所は夏泊ホタテライン沿いにある「漁民の森」でした。

夕食。1日目の夕食と違い、みなさんは顔見知りになり会話が弾みます。

ツアーの最後の夜、ということでカラオケが始まりました。

次から次へとカラオケが入り、場は盛り上がっていきます。

カラオケで踊りだすひょうきんな方もいて、みんな大笑いでした。